ドバイ旅行、贅沢な4日間の休息
「昔はね、あそこには砂しかなかったんだよ」 そんな台詞が、今のドバイでは冗談のように聞こえます。1990年代までは、ただ果てしなく続く砂漠。
それがどうでしょう。2001年にあのヤシの木を模した人工島「パーム・ジュメイラ」の建設が始まり、2010年に世界一の高さ、ブルジュ・ハリファが完成したあたりから、ドバイはまるで魔法にかけられたような変貌を遂げました。
ほぼゼロから、高層ビルなんて数えるほどだったと言われるこの街が、今では、世界で最もエネルギッシュで、最も「成功」の匂いがする都市へと、驚異的なスピードで変貌を遂げています。
今回、わたしたちは、「世界を牽引する煌びやかなドバイ」というの街にあこがれて全6日間(現地3泊)の旅に行ってきました。

フリータイムの4日間を最大限に謳歌
フライト時間はヨーロッパより短く、意外にも身近な海外です。わたしたちはその限られた時間を使って、フリータイムの4日間を最大限に謳歌することにしました。
短いけれど、濃厚な「4日間」の魔法
「今回の旅は3泊6日。ホテルに3泊しかしないなんて短いと思われるかもしれません。 でも、初日の早朝にドバイに到着して、最終日の深夜便に乗れば、丸4日間もドバイを謳歌できる。これが実に合理的なんですよ。」
ドバイは意外にもヨーロッパへ行くよりずっと近く、フライトは約12時間。空港から市内までも車で30分ほど。この日程なら、現地で丸々4日間のフリータイムが確保できるのです。
「ドバイなんて、お金がいくらあっても足りないところ」 そんな先入観は、一度捨ててしまったほうがいいかもしれません。もちろん、天井知らずの贅沢もできるけれど、賢く滞在費を抑えて、その分を「体験」に回す。
絶景スポットやアクティビティに予算をあてれば、この街の真の魅力を思う存分、肌で感じることができると思います。

天界からの眼差し:ブルジュ・ハリファ
ドバイ空港に到着日、ホテルで着替えて、わたしたちはまず「ブルジュ・ハリファ」を目指しました。
今回のツアーでは幸いドバイモールから徒歩10分ほどのダウンタウン地区にある素敵なホテルが予約できたのです。
「ブルジュ・ハリファ」への道のりは、朝日に照らされたドバイレイクを取り囲む遊歩道。
午前7時すぎという朝の時間帯、ジョギングをしている人もいて清々しい光景です。また、子どもたちがシッターさんと公園の遊具で楽しそうに遊んでいたりします。
わたしたちは、ブルジュハリファ122階の展望レストラン 「アトモスフィア(At.Mosphere)」へ。今回の旅では、あえて優雅に朝食を楽しみながら景色を眺める贅沢を選んでみました。
直通のエレベーターを降りて店内に入ると、一面ガラス張りの窓から広がる光景に、思わず言葉を失いました。
まだ太陽が完全に昇りきる前、淡い光に包まれた街全体が、まるで宝石箱をひっくり返したようにキラキラと輝いているのです。足元には近代的な摩天楼、その向こうには荒涼とした砂漠、そして反対側には深く青いアラビア海。
「ああ、人間って、砂漠にこんなものまで作ってしまうんだ……」 その圧倒的される光景に、胸が熱くなるのを感じました。ここは間違いなく、ドバイ観光の幕開けにふさわしい場所と言えそうです。

贅を尽くした海の結晶:パーム・ジュメイラ
ドバイ旅行のなかで最高におすすめしたい観光地は、ドバイの象徴とも言える「パーム・ジュメイラ」。 ここはもう、富の象徴そのもの。群を抜いてすばらしいのが、島の先端に鎮座する『アトランティス』。
ここがまた、溜息が出るほど豪華なのですが、そのエリアから飛ぶヘリコプターで上空から見下ろす光景は言葉を失うほど。気球に乗ってゆっくり眺めるコースもあります。
上空から見るヤシの木の造形は、まさに芸術。これこそが旅のクライマックスと言っても過言ではありません。
島内の移動には、あえて「パームモノレール」を選んでみました。 車窓から眺める入り江や、並び立つ豪奢な戸建て別荘……。 「一体、どんな人たちがここに住んでいるのかしら」 そんな下世話な好奇心さえ、この美しい景色の中では心地よい刺激になります。
途中の『ナキールモール』で降りるのも忘れてはいけません。ここには「ザ・ビュー・アット・ザ・パーム(The View at The Palm)」があり、この展望台からはパーム・ジュメイラの全景を真正面から捉えることができます。
わたしたちはここで、夕刻に合わせたイタリアン・レストランのディナーを予約していました。 まだ太陽が高い時間から展望台に上がり、ホテル群の豪華さを心ゆくまで眺め、刻一刻と変わる空の色を待つ。次第に夕焼けが広がり、島の間に広がる水面がオレンジ色に反射して、街全体が幻想的な琥珀色に包まれていく……。
空が暗くなるにつれ、幹線道路のライトと豪華ホテルから放たれる光線が、夜空にクッキリと線を引く。その光景は、まるで作られた夢の中に迷い込んだよう。静かにワインを傾けながら、この街の底知れぬエネルギーに酔いしれていました。

静寂と白亜の美:シェイク・ザイード・モスク
ドバイから少し足を伸ばして、アブダビの「シェイク・ザイード・グランド・モスク」へ。 2007年に完成したこのモスクは、伝統的なイスラム建築と近代技術の結晶。青い空と白亜のモスクのコントラストは、網膜に焼き付くほどの美しさです。
夕暮れ時、静寂の中に佇むモスクにポツポツと灯りがともり始める時間は、ただただ祈りたくなってしまうような神聖な空気に満ちていました。

家族旅行にも、実は最高の場所
ドバイの魅力の一つとして挙げるのは、何より、ホテルの選択肢が素晴らしい。 もちろん、ブルジュハリファやドバイファウンテンの市街地でショッピングを楽しみながら過ごすのもよし、また、砂漠の真ん中で静寂を味わうもよし、豪華を極めるマリーナ近くで華やかに過ごすもよし。インフィニティプールでカクテルを片手に、沈む夕陽を眺める……。そんな「絵に描いたような贅沢」が、ここには当たり前に存在します。
ドバイは、どこへ行っても街が清潔で、人々が驚くほど親切です。 お子さん連れのファミリーもたくさん見かけます。家族旅行にも、実は最高の場所なんですね。
たった4日間のフリータイム。けれど、そこには旅の前には想像もしていなかった刺激と感動が詰まっていました。旅行の計画を立てるのは確かに骨が折れるけれど、その苦労は、現地での「最高の溜息」で報われます。
ドバイは、一度行けば「また来なければ」と思わせる不思議な魔力を持った場所。 さて、次はどのホテルに泊まって、どこに行こうかな。 皆さんもぜひ、自分だけのオリジナルな物語を、あの砂漠の奇跡の中に書き込みに行ってみてください。
ドバイ旅行のプランの立て方については、わたしたちが利用したHISのお得なパッケージツアーや航空券予約について書いています、こちらの記事もご覧ください。
